クレジットカードを持っている人の多くは、ハウスカードと聞いても何のことか分からない人が少なくありません。なぜなら、日常生活でハウスカードを意識することは少なく、既にハウスカードの新規発行をしていない信販会社が多いからです。では、なぜハウスカードの現金化は一般的なクレジットカードよりも難しいのでしょうか。

助さん
助さん
ご隠居、クレジットカードを現金化業者に提示しても現金化を断られてしまうカードがあります。何が原因か分かりますか?
黄門様
黄門様
どれどれ、これはハウスカードじゃのう。紀伊国屋メンバーズカードという名称で株式会社紀伊國屋が発行している紀伊国屋でしか使えないショッピング機能付きハウスカードじゃよ。格さん、違いを説明してあげなさい。
畏まりました、ご隠居。

ハウスカードは利用可能な店舗が自社グループ内に限られる

ハウスカードという名称に聞き覚えがある人は、主に昭和生まれのアラフォー以上の世代が中心です。なぜなら、日本国内でのクレジットカードは、主にハウスカードから始まったので現在出回っているどこでも使えるクレジットカードは後から広まったタイプに過ぎません。かつては信販会社が独自にクレジットカード加盟店を開拓していましたが、近年は国際決済ブランドを使った決済システムを使うことが一般的です。

紀伊国屋メンバーズカードは、紀伊国屋で購入した商品を翌月一括払いで銀行口座引き落としに出来るけれども、他のスーパーやコンビニでは使えないことを助さんは何で判断していますか?
助さん
助さん
あっ、VISAやMasterといったマークが付いていないですね。クレジットカードだという認識だったのですが、かつては独自に発行していたクレジットカードが日本では多かったということでしょうか?
日本国内でも高度成長期以降、日本信販やオリコといった各種信販会社が自社ブランドマークを冠したクレジットカード加盟店を募っていました。

ハウスカードは一般企業が発行するカード

ハウスカードは、一般企業が発行するクレジットカードを中心としたメンバーズカードです。かつては「NICOS」や「Orico」といったマークのみが付いた信販会社発行のハウスカードが日本では主流でしたが、カード決済手数料の高さが海外と比較して5倍~10倍と高く普及に至りませんでした。今でも残っているハウスカードは、大半が自社内で発行しているタイプであって、カード決済手数料の心配がありません。ハウスカードの発行会社は、銀行や信販会社以外の一般企業であることが多いわけです。

・紀伊国屋メンバーズカードは株式会社紀伊國屋が発行元
・PiTaPaベーシックカードはスルッとKANSAIが発行元
・テーオーカードはテーオーデパートが発行元

他にもハウスカードは存在していますが、比較的利用者が多く信販会社や銀行が発行元となっていないハウスカードが少なくありません。

一部クレジットカード機能が付いていないカードが存在する

ハウスカードの中には、カード券面が全く同じ状態でメンバーズカードの体裁を採用しているカードがあるので、ハウスカードの現金化をしようとしてクレジットカードでは無かったというケースがあり得ます。例として、CPコスメティクスカードは、住信SBIネット銀カードが発行元となっていますが、クレジットカード機能を持たないメンバーズカードも発行しているので見た目だけでは違いが分かりません。このため、ハウスカードの現金化を行う前には、手持ちのカードにクレジットカード機能が付いているか会員証や会員サイトにて事前確認が必要です。

助さん
助さん
え?クレジット機能無しのメンバーズカードもハウスカードと同じ券面をしていたら見分けがつかないですね。
地域密着型のハウスカードほど見分けが難しいので、ハウスカードの現金化を行う時に現金化業者を使うなら地元の現金化業者以外は取り扱いが無いことも多いです。

現金化をするなら手持ちのハウスカードについて詳しく知ろう

ハウスカードを現金化するなら、クレジット機能が付いているかどうかだけでなく、ネット通販に使用出来るか確認しておく必要があります。なぜなら、自分で商品を購入して買取店へ持ち込む商品買取方式による現金化ならば、ハウスカードで購入して転売するだけとシンプルですが、現金化業者を使うなら現金化業者が加盟店となっているか、現金化業者へ商品を持ち込まなければならないからです。ハウスカード発行元の店舗で購入するか、ネットショップで購入して現金化業者へ商品を届けなければ現金化出来ないからこそ、ハウスカードの現金化は一般的なクレジットカードよりもハードルが高くなりがちです。

国際決済ブランド付きのハウスカードは一般的なクレジットカード現金化が可能

信販会社が発行しているハウスカードには、近年は国際決済ブランドが付帯されているので、事実上は一般的なクレジットカードと同じ使い方が出来ます。よくある例として、かつて日本信販が「NICOS」ブランドで展開していたハウスカードは、順次三菱UFJカードへと切り替えが行われて、近年では国際決済ブランドのVISAやMasterCardが同時に付帯されたクレジットカードに切り替わりました。手持ちのクレジットカードがハウスカードであっても、国際決済ブランドマークが付帯されていれば、一般的なクレジットカード現金化業者との取引により現金化が可能です。

ハウスカードは現金化しづらいけれども通信エラーには強い

国際決済ブランドが付帯されたクレジットカードが発行されていても、ハウスカードとしてのブランドマークがクレジットカード券面に印字されていることは、通信エラーが発生した時にこそ決済で活躍出来ます。現金化を行うためにハウスカードを使うことは一般的なクレジットカードよりも難しくても、国際決済ブランドの通信エラー発生時には発行元会社へ電話連絡すればクレジットカード決済を行えるという点で意義があります。日本国内では国際決済ブランドの通信エラーは滅多にありませんが、通信エラー発生時にはオンラインによるクレジットカード決済が出来ないためにインプリント決済となるはずです。しかし、ハウスカードについては、専用コールセンターへ店舗から繋げばすぐに承認されるので、サインだけで買い物を継続出来ます。

国際決済ブランド無しのハウスカードは使用履歴管理が厳しい

国際決済ブランドが付帯されていないハウスカードは、一般企業が発行元となっているために購入商品の履歴管理が顧客管理と紐付いていて厳しくなっています。食品購入ならば毎日同じ商品を継続購入していても不自然ではありませんが、1世帯に1台あれば問題ないと考えられる商品を毎週購入していたらハウスカードの現金化を行っていると疑われても仕方がありません。ハウスカードは、過去の全取引履歴を発行元会社がいつでも好きなだけ参照して分析出来るからこそ現金化を行う際にハードルが高くなるわけです。

発行元の会社が経営しているグループ内店舗のみで使える

ハウスカードは、発行元の会社が経営している店舗及びグループ内の店舗のみで使用可能なことから、購入商品の決済履歴と顧客情報を一元管理しています。グループ店舗内のみで使えることから、ネットショップであっても同じグループ内に限定されます。一般的なクレジットカードならば、クレジットカード会社と加盟店は別々であって、個別にどの商品を何個購入したという詳細な履歴まではクレジットカード会社から特別な調査を要請されない限りは開示されません。しかし、ハウスカードの場合には発行元と販売店舗が同じ会社または企業グループ内に限られるからこそ、1度調べ始めたら過去の取引履歴を詳細に全てチェックすることが出来るわけです。このため、ハウスカードを使った現金化を行う際には、商品買取方式による現金化を行うしかないために同一商品を複数回購入して転売すると偏った商品ばかりを購入する要注意な顧客としてマークされがちです。クレジットカード現金化業者では、ハウスカードを使った決済をしようとしても国際決済ブランドマーク付帯が無い限りは出来ません。そこで、クレジットカード現金化業者は、商品買取方式での現金化しか受付出来ないわけです。

クレジットカード会社が発行しているハウスカードは新規発行していない

クレジットカード会社が発行しているハウスカードは、順次国際決済ブランドが付帯された一般的なクレジットカードに切り替わっています。実際にかつて「NICOS」ブランドを冠していたハウスカードは、VIASOブランドのクレジットカードとしてNICOSとVISAの両方を付帯したクレジットカードへと切り替わっています。Oricoについては順次ハウスカードの新規発行を停止して、改正貸金業法が完全施行されたタイミング及び割賦販売法が改正された時期に合わせて、国際決済ブランドを付帯したハウスカードへと切り替えを行いました。このため、現在もクレジットカード会社が発行しているハウスカードは無くなり、ガソリンスタンド・百貨店・家電メーカーめスーパーマーケットチェーンが発行するハウスカードが残っている程度となっています。

ハウスカードに対応している現金化業者はごく僅か

ハウスカードに対応しているクレジットカード現金化業者は、商品買取方式による現金化を行う古物商としての営業を行う程度であって、ハウスカードを直接使った現金化を行う業者はごく僅かとなっています。なぜなら、商品買取方式以外でクレジットカード現金化を行うためには、現金化業者がハウスカードの加盟店に入らなければならないからです。ハウスカード発行元としては、自社グループ内での商品購入を外部のカード会社に手数料徴収されることなく使ってもらうことを目指しているので、ハウスカードの現金化は自社の利益に相反するため認められません。地域限定で展開している地元の現金化業者に一部ハウスカードの現金化を行う業者がいるものの、全国展開している現金化業者はハウスカードに対して商品買取方式での現金化のみの対応となっています。

ハウスカードを取り扱う現金化業者はアドバイスが親切丁寧

ハウスカードの利用限度額は、国際決済ブランドが付帯された一般的なクレジットカードと比較して少ないために、ハウスカードを取り扱いしても手間ばかりが掛かり利益がさほど見込めません。にも関わらず、ハウスカードの取り扱いを行う現金化業者は、対応可能なハウスカードに関する注意事項を熟知しているからこそ細かい注意点をアドバイスしてくれます。ハウスカードの現金化に拘っている状態でなければ、ハウスカードの取り扱いがある現金化業者は案内が親切丁寧という点をメリットとして考えて、手持ちの一般的なクレジットカードとハウスカードを比較して総合的に有利となる現金化を行ってみると目標金額を入手しやすくなるはずです。

助さん
助さん
ハウスカードを現金化業者が取り扱う際には、利益が大して見込めないにも関わらず扱ってくれるプロ意識が高い現金化業者だと考えられますね。
一般的なクレジットカードよりも利用限度額が少ないハウスカードは、無理に取り扱わなくても現金化業者としては不利益が少ないにも関わらず扱っている点で優良店と判断出来ます。

ハウスカードの現金化は商品購入履歴の管理が厳しいからこそ現金化業者のアドバイスが有効

ハウスカードの利用限度額は、自社店舗内及びグループ店舗内でしか使えないために少なくなっています。一般的なクレジットカード現金化とは異なり、商品購入履歴が詳細に顧客情報と結びついていることから、商品購入履歴の偏りから現金化を行った事実が判明しやすいです。このため、ハウスカードに対応している現金化業者は、利益がさほど見込めないにも関わらず対応している点で優良現金化業者の可能性が高くなります。ハウスカードを現金化するためには、商品買取方式での現金化となるものの購入商品の重複には細心の注意を払わなければなりません。