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駅前や繁華街で金券ショップの看板を目にしたことはありませんか?現金化といえば、クレジットカードを連想する方も少なくありません。ところが、金券ショップは効率的に現金化できる有力な候補の一つです。換金率の高さや安全性などがクレジットカードの現金化業者に勝ることもあります。そこで、今回の記事では金券ショップで現金化する方法やメリット・デメリットについて解説します。

金券ショップで現金化できるか?

現金化をする場合、クレジットカードのショッピング枠などを使ってするもの。一般的には、専用の現金化業者があって、そこに依頼することで現金化を進めます。しかし、現実的に業者にお任せで現金化することのリスクや危険が伴うなど、そういったお任せ現金化を回避する人が増えています。その折、人気が再燃しているのが、金券ショップによる現金化です。

金券ショップは現金化できる数少ない金券専用の買取店舗と考えて差し支えありません。そして、何より現金化の主体といってもよいでしょう。現金化するために買取をしていて、それを売る。この売買構造が金券ショップには用意されているのです。

金券とは

ここで取り上げる現金化の金券は、紙幣のことではありません。また、有価証券のように株やそれに類する金融商品でもありません。現金化する場合の金券は、図書券や商品券、回数券などのチケットやギフトカード類のことを指します。

具体的には、以下のようなものを「金券」と呼びます。

● 新幹線や電車の切符(回数券)
● 株主優待券
● ギフト券・商品券(アマゾン券、JCBギフト等)
● 旅行券
● プリペイドカード
● クオカード
● テレフォンカード
● グルメカード・ビール券
● 切手やハガキ
● 外貨
● 携帯電話
● 印紙
etc.

あまり金券のイメージにない外貨や携帯電話も現金化に使われます。換金率が高い点や場合によっては手数料を除いて利益が生じるなどのプラス面を期待できることが金券現金化を利用する背景にあります。

金券ショップはどのような事業者か?

現金化に利用する金券ショップは、上記で挙げた種類の金券を現金にすることのできるお店のことです。「買取センター」ではなく、「金券ショップ」である以上、買取だけでなく販売も行っているケースがほとんどです。稀に買い取りだけして、専用のルートで売りを行う事業者もいますがごく一部です。その証拠に、金券ショップに付属する形で、自動販売機などが街中や中古販売ショップには見られます。
金券・チケットを売る販売機が存在する
この自動販売機は、買い取った金券を売るための一つの手段です。実店舗で売る場合やネットショップとして開業して、通販で売買をしているところもあるなど業態はさまざまです。

少し前までは、金券ショップといえば、街中にある金券やチケットと看板を出す店舗のことをそう呼んでいました。ですが、最近はネットの店舗が増えたため、必ずしも実店舗だけを指す言葉ではなくなっています。
金券ショップを使って現金化するメリット
現金化するのに業者やオークションなどを利用せず金券ショップを利用するのには6つのメリットがあります。

メリット1:業者の良し悪しに関係なく現金化を進められる

一つ目のメリットは、最初にも述べたように、現金化を専門とする業者の実態や優良さなどを気にせずにクレジットカードを安心して現金化に使うことができる点です。現金化の中には、業者にクレジットカードの決済情報を渡さなければいけないこともあるなど、問題があるケースや詐欺・悪質業者の餌食にされることもあります。しかし、金券ショップはクレジットカードで購入した金券を売るだけの場所なので、クレジットカード利用の安全性や悪用などを恐れる必要がなくなります。

メリット2:オークションのように不特定多数の人が買い手にならない

オークションやフリマサイトで金券を売る場合にどうしてもトラブルの種になるのが購入者とのいざこざです。金券ショップは許可を取った買い取り業者としての側面を持ち、相手は会社の1法人だけです。オークション利用の場合、出品した商品を誰が買うか分かりません。評価だけでは良い購入者とは断定できず、トラブルや問題が発生するケースも少なからずあるのです。

金券ショップでは相手が事業者としての対応であるため、どんな人が金券を売っても手続きとして決まった流れをたどるだけ。ですので問題にはなりません。実店舗であれば、ネットショップのような持ち逃げもないため安心して査定で預けられます。

メリット3:有名で人気が高い金券ほど換金率が高くなる

誰でも持っていて、欲している人が多い。そんな金券は必然的に換金率も高くなります。いわゆる、流通市場が活発で需要の高い金券です。例えば、図書券や大手金融企業の発行する商品券、毎日のようにお客さんがいる新幹線の回数券などです。

逆に、知名度の低いものやマイナーなお店での商品券など換金率が低い傾向のある金券も存在します。クレジットカードやキャリア決済などを利用した現金化をする場合、原価が変わらない金券同士であれば、より高く買い取ってくれる換金率の良い金券を購入するのがベストです。

メリット4:90%後半がデフォルト

換金率が高いことをメリット3で取り上げましたが、実際にどのくらいの換金率になるのでしょうか。まず、多くの金券ショップで採用されている換金率は95~98%です。実際は、金券の種類によって上下しますが、標準的な金券でもそれくらいの換金率が実現します。

90%後半の換金が可能なクレジットカード現金化業者はなく、実際のところクレジットカードでそのまま現金化してもらうよりも金券ショップを介した方が少ない負担で現金化を実現可能なことが分かります。

メリット5:貸金業者ではないから手間がかからない

金券の現物を持っていれば、どんな人であろうとも買い取ってもらえるのが金券ショップの大きなメリットです。信用情報や身分確認、審査などがないのは、買取であって貸し金ではないからです。貸し金では、キャッシングでクレジットカードを現金で引き出すことができますが、その枠は5千円から1万円程度、多くても5万円を超えません。

しかし、消費者金融でまとまったお金を借りたいとなったとき、審査や身分確認が必要となります。特に多重債務などで信用情報に登録されてしまっている方は、新たにお金を借りることはかなり難しくなります。

一方で、金券ショップは買い取りにそのような面倒な手続きはありません。その金券に価値があればその換金率で買い取りして、売買契約による現金化を可能とします。クレジットカードを使う場合、キャッシングよりも何倍も高い上限枠が設定されているので、引き出せる金額の大きさも全然違うのです。当然、現金化したら、金券ショップにお金を返さなければならないということもありません。ですから利子もなく、現金は本人の手元に収まったらそれで取引は終わりです。消費者金融との最大の違いです。

質屋と兼業の金券ショップで売る場合はもう少し複雑です。3ヶ月までのそれぞれ月ごとに質入れ料が一定割合で取られます。ですが、保管してある金券を取り戻さないと考えれば、そのまま売ったのと同じ扱いで質屋の方が処分してくれて、返金も必要ありません。その点で買取とほぼ同じような形の現金化をすることができます。

メリット6:売れないという事態が起こらない

クレジットカードのショッピング枠で購入した商品(金券)を売る場合に、一番の悩みごとは、売り上げを狙うために買ったのに商品が全く売れなかったときです。例えば、何かしらの製品を購入してお店に持っていったが、商品に需要がなくて売れなかった。値段がつかずに引き取ってもらえなかった。そういったケース少なからず存在します。

また、オークションなどで出品して、いつまでたっても売れない。そんなケースもあります。しかし、金券ショップは状態や物品そのものの素材価値ではなく、金券が持っている金銭的価値にあります。そのため、金券で購入対象になっている限り、状態にそれほど関係なく、流通や人気もあるので商品の流行り廃りに関係なく確実に引き取ってもらえます。
金券ショップで現金化するデメリット
次に、4つのデメリットを確認しましょう。

デメリット1:クレジットカード等で買えない金券が多い

金券ショップは他の買取店と違い、金券を専門に買い取る場所です。そのため、現金化に使う商品が金券でなければなりません。しかし、現在の現金化事情において、クレジットカードを利用して金券を購入することが難しくなっています。有名なのはアマゾン券や図書券です。

ヤフオクなどでも中古で購入しようとしても決済方法を制限するなどクレジットカードが使えないケースが増えており、アマゾン通販など一部のショップでしかクレジットカードでの購入はできなくなっています。

また、正規の方法で購入使用とした場合、金券はクレジットカードで購入できないものや購入枚数に制限のあるものも存在するので、原則購入できません。換金率が高く金券ショップなら確実に現金にできるが、そもそも金券が手に入らないと現金化ができないという点が大きなデメリットでしょう。

デメリット2:クレジットカードでの金券購入で事業主側が対策する

新幹線の回数券の制限や上記の金券でクレジットカード購入の制限があるのは有名な話です。ここ数年で新幹線の回数券にカード決済での制限がついたことは現金化業者の間でも話題です。

高い換金率と確実な現金化ができる点が高い評価を受けていましたが、購入が制限されてしまえば、現金化は一気に難しくなります。事業者側の対策としてクレジットカード決済の排除がそれに当たります。今後も現金化の手段としてクレジットカードを利用する方法はどんどん減っていくことでしょう。

デメリット3:カード停止・一括請求の危険

金券は、クレジットカードで買える場合に、大量に購入したり、繰り返し同じ銘柄や同種の金券類ばかり購入しているとカード会社からの処置が起きる可能性があります。必ずではないので、その可能性があるだけです。しかし、実際に処置を受ければ、解約や事情説明の要求などが電話でかかってきたりします。

また、継続審査で現金化が判明して継続されない(そのままクレジットカード契約の解除)に至ることもあります。この辺りは、利用頻度やカード会社側が問題とする範囲にあるかで判断されます。

判断基準の細かいことは決まっておらず、規約としてカード会社が定めているに過ぎないのも確かです。現金化が明らかで金券ショップに売ったことがばれた場合は確実に止められるので、可能性は低くても利用頻度を抑えたり、金額を10万円以下にするなどの対策をしましょう。

デメリット4:換金率が明確でない金券ショップにはリスクがある

金券ショップがすべてホワイトな会社かといえばそうではありません。中には、換金率が不明瞭であるケースや広告で表示している換金率よりも実際の換金が低いといったケースもあります。支払い金をちょろまかす会社はほとんどありませんが、ミスで実際より少ない金額しか支払われない、明細を渡さない、説明にない手数料が取られるなどの不手際もありえます。

そのため、どの金券ショップを選ぶかリサーチをして優良なところを選ぶ必要があります。念のため、悪質であることが評判のショップだけは避けるのが無難でしょう。駅前にあるからと突然持っていて、換金率を確認せずに売るのだけはおすすめできません。