クレジットカードは一度所持して、年単位の更新さえ問題なければ利用し続けられます。キャッシュローンは難しくてもショッピング枠だけの利用なら、ハードルがそれほど高くないため、キャッシングのないクレジットカードを持っていることも少なくありません。そうした方に利用されるのがクレジットカード現金化です。

金融業者からは現金を借りられないけど、クレジットカード現金化ならできる。しかし、換金率のことは知っているが、現金化の手数料についてはよく分からない。そんな方に、クレジットカード現金化の手数料について詳しく解説します。

クレジットカード現金化の手数料とは

クレジットカード現金化には手数料が取られます。手数料にはいくつか種類があります。そこで、各手数料の項目を説明した上で、目に見える手数料や換金率に含まれる手数料などについて説明します。

現金化に手数料が含まれるワケ!

クレジットカードを利用して、現金化することをクレジットカード現金化と呼びます。商品や金券をクレジットカードの決済で購入して、代わりに銀行口座にキャッシュバックする方法が一般的です。このとき、口座振込みされる現金は、利用金額の7~8割程度が相場です。

つまり、10万円をクレジットカード現金化で利用したら7~8万円が振り込まれる寸法です。ところが、最近では手数料(手続き費用)無料が社会に増えています。手数料のかからないキャッシュレス決済など、売買や取引に手数料を意識しないことが増えています。それはクレジットカード現金化においても同じ状況です。支払われる7~8割を引いた2~3割の中にさまざまな手数料が含まれていて、手数料が引かれることはなく、それ込みの換金体系を構築しています。

手数料の種類は全部で3つ!

上記の手数料には、さまざまなものがあると述べましたが、クレジットカード現金化で特に手数料として取られやすい項目が3つあります。

振込み手数料

指定の銀行口座に振込む際の手数料のことです。一般的に、通常振込みの場合は300円前後の手数料がかかります。料金は業者ごとに異なり、多くの業者は100円~500円の範囲で換金後の金額から別途請求(差し引き)しています。そのため、振込み手数料が実際に銀行振込みで発生する正確な金額ではなく、一律で振込み手数料が発生する業者がほとんどです。

換金・業者側手続きの手数料

換金の手数料を振込み手数料と明確に分けている業者の場合、振込み手数料とは別に換金のための手数料を取っている業者もあります。ただし、手数料が振込み手数料と分かれていない曖昧な業者もあったり、あるいは振込み手数料のみの業者もあるので、手数料の内訳や料金設定はケースバイケースです。

税金(消費税)計算による手数料

上の2つとは毛色が違うのが、税金として「消費税」を業者側が取るケースです。クレジットカード現金化によくある事例として、手数料とは別に消費税を振り込み金額から引くケースは悪質業者に多いでしょう。

現金化において優れた事業者は基本的に手数料以外に税金を取らないので、「説明されずに振込まれた金額が消費税を引いた後だった」という場合は注意が必要でしょう。

キャッシュバック方式(自社商品を買って、自宅に配送する換金方法)では、消費税を引くことを前提にしている業者もあります。決済手数料や送料が発生する業者もありますが、別途送料や決済費で引かれることはまずなく、ひとまとめに2.の手数料としていることがほとんどです。

手数料が無料のメリット・デメリットを見極める!

これまで手数料は換金後の金額から引かれる前提で説明しました。しかし、必ずしも手数料が明記されていたり目に見えるケースはそれほど多くありません。実際、記載がまったくない業者は意外と多いのです。それだけでなく、優良と呼ばれる現金化業者では、手数料を無料にしているケースも少なくありません。

これらはクレジットカード現金化を利用する際のメリットであると同時に怖いところでもあります。無料ほど怖いものはなく、いつどのタイミングで手数料が発生するのか不明瞭な業者もあったり、利用したあとの換金率が異常に低い(ホームページで90%と表記してあったと思ったら、実際は70%程度で再提示された)など、手数料と換金率を比べた場合に、純粋に手数料を引かれた方が得なケースもあるのです。

70%で手数料を引かれないのと、80%で手数料が別に発生するのでは、手数料の価格設定次第ではありますが、多くは70%の方が損をする計算です。なぜなら、大きな金額を利用すればするほど、単一手数料(金額が規定されている請求)の方が割安になるからです。10%は10万円で1万円、100万円で10万円と、桁が違えば、10万から100万で9万円もの差が生まれます。それだけ、割合計算の方が損することが増えるのです。

手数料の確認方法は?

手数料を知るためには2つの方法があります。1つは、ホームページや規約などで手数料を確認すること。もう1つは、直接メールや電話などで換金率をコールスタッフ・会社から聞くことです。

もちろん、注意点があって、利用を検討するための電話のみをしようとすると換金率を教えてくれない業者や換金率を聞いたら利用がすでに決定していた(いつのまにか利用を前提とした申し込みに発展している)業者など、善意に漬け込んだ悪質な業者が存在することです。詐欺や恐喝などの犯罪行為ではないものの、グレーのラインから強引に顧客やノルマを達成しようとするケースです。

事実、現金化業者が運営する会社はどれも小規模な中小企業に類するもので、それほどスタッフの質は高くありません。委託したコールセンターの業者に問い合わせ全てを任せるところまであります。逆に個人単位で全ての事業(現金化)をホームページ上だけでする経営者もいて、手数料の確認についてたくさんある業者の対応をあらかじめ知ることは難しいでしょう。

したがって、手数料が無料となっていてもどの手数料が無料なのかを確認することです。振込み手数料は無料だが、他の手数料は発生するなどの反則ぎりぎりの方法を取る業者もあるからです。それから振込み後の手数料が別に発生して、それが知らされない・後出しで聞かされるなどを防ぐために、利用したことのある人の意見や口コミを事前に確認しておくのも有効です。

ホームページをチェックしてみて、手数料についての記述が不明確でよくわからない、Q&Aにも記載がないなどは要チェックです。また、どの手数料が無料なのか分類されずに、ただ無料とだけ広告のように強調している場合も本当に換金後から1円も引かれないのか入念に確認するのがベストです。後出しで手数料を引く業者に対する利用者の不満は大きいので、実際に後出しで引かれるような会社に対する口コミはそういった部分が必ず表に出てくるので、ホームページと口コミを比べてみるのも業者を厳選する上では必要です。

換金率と手数料の関係とは?90%の換金率が多い理由!

クレジットカード現金化業者は中堅や大手が広告を出していることで、WEB利用者にとっては広告を一度は目にしたことがあるでしょう。そのどれもが90%以上の高い換金率を保持しています。しかし、そこには手数料のカラクリが存在していて、その仕組みを知らないと、悪徳業者に騙されてしまうこともあります。そこで、手数料と換金率の関係や実際の振込みと手数料が引かれる実情について説明します。

広告の換金率が高めに表示されている理由は集客にある!

クレジットカード現金化業者において、集客を行う際にどうしても外せないのが換金率の高さです。何度もクレジットカード現金化をしてきた方ならともかく、初心者の方やまだ数回しか利用したことのない方は、どうしても換金率の高いところに目を引かれて利用します。

そのとき、競争原理として、それぞれの現金化業者はホームページや広告などで換金率を表示します。誰もが95%や98%が高い換金率であるとすぐに分かるからです。90%以上の換金率を表示しているのは、集客のためであるという点からも実際に90%である必要はない訳です。

・利用金額が少なかった
・条件を満たしていない
・初回利用者は初回の換金率が別に用意されている

など広告に表記されている換金率を適用しないことが多々あるのです。

手数料より換金率の競争が現実!

ではなぜこのような方法を取る業者が多いのか。それは、広告やその集客が換金率に偏っていて、その項目1つでも負けてしまうと、集客に大きな打撃を受けるためです。例えば、現金化をよく知らない人が、違いが良くわからない各業者を見比べて換金率が90%と80%では、当然90%に人が流れます。

たとえ手数料を引いて70%になるとしても表面上は90%にしておかないと、他の業者が当たり前のように90%以上を提示してしまうため、引くに引けないのが今の状況です。本当に90%を適用できている業者は、片手で数えるほどです。その中で、常識的な金額の範囲で初回や2回目に90%以上が適用されることは稀でしょう。

以上から換金率を見るだけでは、手数料がいくら取られる可能性があるのかは分からないという結論が導き出せます。そして、広告競争が苛烈なため、90%の換金率が溢れてしまい、本当にいくらの換金率が実施されるのか、換金率表がない業者も存在します。利用者にとってはあまり嬉しくない利益に偏ったところもあるので悪徳業者には気をつける必要があります。

特に95%以上(97%・98%など)の換金率を提示しておきながら、手数料を一切取らないとする業者には要注意です。逆に90%前半でも条件を満たせばきちんと振り込んでくれる優良業者もいるので、いかに見極めが大切かが分かります。

クレジットカード現金化の手数料が高い理由

ギフト買取などと比べて、クレジットカード現金化業者全体で手数料が高めに設定されていることは、すでに多くの利用者が実感しているものです。それには理由があって、クレジットカード現金化の場合、決済システムの導入や手続きによる人件費などが大きくなることが挙げられます。どのくらい高いのかは、逮捕者が出た事例からもわかります。

クレジットカード現金化で逮捕者が出た時、その事業をしていたことが違法であると判断したのではなく、貸金業法による利息が違法(高い)ことが逮捕の決め手になっていることです。その現金化業者だけ以上に高い手数料を取っていたのではなく、ほとんどの現金化業者で採用される程度の換金率でしかなかったのは明白です。つまり、貸し金で考えれば、ありえないくらい高いのがクレジットカード現金化です。

当然、手数料や換金率から引かれる分が高いデメリットの代わりに、貸し金のような審査や金額制限がないメリットもあるので、どちらが優れているのではなく、相応の手数料が引かれるリスクは覚悟しておく必要があるという点です。確かに、審査や金額制限は、少し多い手数料を払えばどうにかなるものではないので、手数料の高さを除けば金融機関から借りる時のデメリットはなくなります。

手数料とカードの利息の組み合わせは避ける!

手数料が発生する場合、振り込み前に引かれるかカードで決済されるかのどちらかです。その際に、どうしても目の前の手数料のことばかり気にして、カード利用による請求後の利息についておざなりになるケースも少なくありません。

特に、分割やリボ払いでクレジットカード現金化を支払う場合です。確かに決済時と振込まれるタイミングでの手数料はこれまでに挙げた目に見える手数料で、それほど大きなものではない優良業者を使えば大きな負担もないでしょう。85%あれば残りの15%が現金に引き換えられなかったとしてもそれをカード代金で払うだけです。

しかし、利息が生じる支払い方法を選択した場合は、そこに数%の利息が上乗せされます。現金化はショッピング枠を利用金額として使うので、ショッピングのリボ払いで利息が15%以上付くケースもあります。

その上、複利計算が発生するので、手数料(さらに換金率から指しい引いた分)と利息で実質的な損が30~40%に膨らむ可能性があります。カード料金の支払いが滞りがちな方や収入・支払い能力が十分でない人がショッピング枠に頼りすぎて大きな金額を一度に取引してしまうと、分割やリボを使わざるを得なくなります。結果として大きな損(やリスク)が生じてしまいます。そのため、利用する際には細心の注意を払う必要があります。

手数料から優良業者を見極める!

クレジットカード現金化業者の手数料について、種類や特徴、メリット・デメリットなどまでさまざまな面から検討しました。手数料が別途発生することは必ずしも損であるとは限りません。

しかし、優良業者の多くは、換金率以外に振込み金額が減るのを避けるために手数料無料にしているケースも多く、利用手数料が0円ベースで負担を実質的になくしているのです。振込み手数料や消費税・送料・決済手数料など名目上の費用負担にするなど、手数料の捉え方も業者によってさまざまです。

そのため、有料か無料かで、「有料が使いやすい」と感じる人もいれば、無料で全て利用して「お得感を得たい」など判断基準が違います。このように、利用金額や利用のしやすさ、損得勘定などを踏まえて、自分が納得できる手数料のある業者を選択しましょう。