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現金化をする手法はいろいろ紹介されている中で、ヤフオクを使った方法が広く知られています。ヤフオクの利用者は物を売り買いする場所だと思われているでしょう。しかし、使い方次第では、決済方法を利用してクレジットカード等を現金化することができます。いらない物品を持っている方は、それを売ることで実物からの現金化もできるなど、オークション形式で方法の選択肢が多彩です。そこで、ヤフオクの現金化をする方法や注意点、ヤフオクを活用して現金化の損を減らす手法についても解説します。

ヤフオクでなぜ現金化ができるのか?

ヤフオクは現金化をするのにかなり適した場所です。その理由の一つに、決済方法を逆手にとって簡単に出品者として商品代金をもらって現金にすることができることが挙げられます。ヤフオクについて知らない人にもわかるように、簡単に現金化の仕組みについて説明しましょう。

ヤフオクのオークションシステムの概要

まず、ヤフオクは商品をオークション形式で販売して、購入者が代金を支払い商品を送ってもらうのが大まかな仕組みです。例えば、使わなくなったゲームソフトをヤフオクに出品するとしましょう。最初に出品者が商品としてゲームソフトをヤフオクのオークションにかけるために商品を出品登録します。これによって、ヤフオクの利用者が、その商品を探して入札することができます。

売上から手数料が引かれる

後は、オークションによる販売の基本的な流れと同じです。時間になって、あるいは、即決価格で落札されればオークションが終了して、商品を取引して代金を支払ったり荷物として発送することになります。以上がヤフオクのシステムの全体的な特徴です。出品者は落札された商品の手数料として10%(プレミアム会員で8.64%)を支払うことになります。

現金化でヤフオクを使うポイント

現金化に利用するポイントは、商売をしていない一般の方が「売主」(出品者)として物を売れること。通常は、買取などで、店側に商品を売りますが、ヤフオクでは、不特定多数に商品を売ることができるメリットがあります。需要が高い、流行の商品であるなど、落札額が高くなる要因が揃えば、原価や定価を超えて高い値がつくことがあるくらいです。

現金化するためには、人件費や手数料で大幅に売るときの価格を下げられないことが最低条件です。そのため、買い取りサイトや買取店の事業者に直接持ち込む方法は、現金化には向いていないことが分かります。そのためのヤフオクによる現金化です。

Yahoo!かんたん決済で現金化するメリット

ヤフオクでは、必ずしも特定の支払い方法でないと現金化できないというわけではありません。しかし、よく利用されるものにYahoo!かんたん決済があります。
トラブルの少ない支払いシステム
落札後、早ければ数日で手元に現金が手に入るので、現金化の中でも割りと短期間で現金化を可能とします。また、Yahoo!かんたん決済の良いところは、銀行振り込みなどと違って、手続きが手軽な分、確実に振込みを実施させられる点です。落札した人がいつまで経っても銀行振り込みで代金を支払わない。そういうこともありません。決済が完了したのであれば、それは手続きが完了したことを意味していて、出品者への現金の振込みはヤフー側がしてくれるのです。

クレジットカード決済、paypayの決済が使える

Yahoo!かんたん決済の支払い方法の一つにクレジットカードがあることです。クレカの支払いでヤフオク決済できますが、Yahoo!かんたん決済で支払いを済ませる人は結構います。その理由は、ほとんどの出品者が支払い方法として採用しているためです。

むしろ、支払い方法を銀行振り込みなどに限定されているほど、落札者からの不満は大きいでしょう。それだけ利便性においてYahoo!かんたん決済がヤフオクでは普及しているのです。出品する時に決済方法で選択できるようにしておくだけで後々のトラブルを防いだり、入札してもらいやすくするなどプラスの部分が生じます。

具体的な現金化の方法3つ

主な現金化の手段として使われるヤフオクの方法3つについて説明します。

自作自演の方法

ヤフオクの商品販売と購入を1人で行う方法は、現金化における代名詞だった過去があります。数年前まで、クレジットカードを現金化する代表的な方法として採用されていたのがこの自作自演です。そもそも自作自演というのは、自分で商品を出品して、自分でその商品を購入し、クレジットカードなどの支払い方法で代金をヤフー側に渡します。それを介して出品者は代金を現金で受け取るという方法です。

この方法のポイントは、1人で全て行うことにあります。普通であれば、代金の支払いから商品の発送とその受け取り確認という取引の手間が生じます。しかし、自作自演の場合、全て自分で取引を終了させるため、商品を移動する必要すらありません。中には、多少規約違反しても、持っていない商品を出品して、それを現金にしたら取引が完了する手軽な現金化を行っている方もいるでしょう。

ヤフオク現金化の裏技はもう使えない?

ところが、近頃、現金化に対する対策が強化されているため、ヤフオクの現金化で知られる自作自演は使えなくなってきていることが判明しています。特にアカウント作成で必要な個人情報の入力やクレジットカード情報、携帯認証などが厳しくなり、複数のアカウントをそもそも持てない人も多いです。

また、怪しい動きをするアカウントは取締りの対象になります。運営者からしても、ある名義から同一名義で商品が購入されているのは不自然と判断されるでしょう。それが何度も繰り返されるのは、グレーを超えて黒です。

強制的に利用制限される

ネット上でIP情報などのチェックをすれば分かるものもありますが、そうでなくても不自然な売買は出品者や購入者のアカウントを停止するに足る事由となります。実際、ヤフオク側は、アカウントを不適切に利用していれば会社側の裁量で処分を下すことができます。そして、その理由が明確である必要はない。規則に抵触していると判断されれば、事前の警告なしに、出品を制限されたり、取引機能を止められたりするのです。

現在では、現金化にヤフオクの自作自演を使うのは原則禁止で、見つかれば処分があるのが前提です。ヤフオクでアカウントを使えなくなると、登録時に自分の身分確認に必要な携帯認証やカード情報などを変えることができないと、ヤフオクで二度と出品ができない規制を受けることも十分に考えられます。そのため、自作自演を使わずに現金化するのが安全で長く確実に現金化を繰り返すことのできる方法でしょう。

通販などで商品を購入し、ヤフオクで転売する

自作自演を使わないヤフオクでの現金化の代表格として上げられるのが、商品を買ってそれを売る方法です。ヤフオクの転売を使う場合、後払いで購入した商品をヤフオクに出品したり、電子マネーで買ったものを出品するというのが現金化では使われます。先に述べたとおり、手数料はかかるが、高く売れるという点に大きなメリットがあるためです。もちろん、自作自演とは違って、ヤフオクで転売を中心に現金化をするにはさまざまなリスクや注意点があります。

ヤフオクの商品転売で現金化するときの注意点

まず、現金化で商品転売を使うときにオークションなどで生じるリスクの一つに在庫があまる事態が挙げられます。

商品が売れるかは流行やその時の売れ筋による

商品を売るということは、一般的なお店でいうところの小売店と卸売業者、そして消費者の関係です。卸売業者が商品の購入先で、小売店が現金化する人、消費者がヤフオクの利用者にそれぞれ該当します。

このとき、大量の商品を卸売業者から小売店が購入したとします。手元にはたくさんの商品がまだ売れていない状態で倉庫に保管されます。スーパーなどでは、それを箱などで品出し・補充してお客さんに販売します。卸売業者からたくさん買ったことで安く仕入れることができ、売った分の残りが利益(売却益)になります。

しかし、売れ残りがあれば、それだけ損失が生じることになります。在庫処分に苦労するのはそれが理由です。食品を売ったりしているところは、安く売って在庫を減らします。ヤフオクで現金化するなら、金額が大きくなるほど、売れなかったときのリスクが大きくなる。このようなデメリットを知っておかなければなりません。

手数料を含めると、損失が大きくなる

ヤフオクで購入した商品を売る場合は、上記の利益(売却益)のことを基本的には考えません。現金化において必要なのはクレジットカードで商品代金を支払い、現金を口座に入金さしてもらえれば目的は達成できます。

換金率の目安

手数料を引いて、購入分から落札の金額まで下がることを前提に、7~8割(良くても8割5分)が現金化されることになります。換金率が高く(100%近い)、手数料のことも後回しで考えるのであれば、9割以上の現金化として一時的に手元に収めることはできます。

ただし、それらは理想論に近く、ほとんどの商品は、原価よりもかなり安くなるのが現状です。商品の内容にもよりますが、購入する物を間違えると5割でも売れないものさえあります。手数料を含めると損失が大きすぎて、現金化の体をなさないことも忘れてはいけません。価格が高い商品だから売れたときに一気に現金化できると思って買ってしまう方もいます。しかし、売れなければただの商品の売れ残りになって、処分に困るといった事態に陥らないように気をつけるべきでしょう。

古物を転売するには届出を出していないと捕まっても文句を言えない

商品を転売目的で買って売る行為は、法律的に古物販売に抵触することがあります。利用していたものを売るのではなく、転売を前提とした売買は、許可を取ってしないと行けないことになっているからです。もし、チケットのダフや高額な商品を何度も取引して、それで目を付けられて逮捕されたとしても文句が言えなくなります。

時間がかかる

ヤフオクで転売を使って現金化する最大のデメリットは、手元に現金が入るまでにかなりの日数を要することです。

転売における主なヤフオク取引の過程

1. 商品購入
2. 商品の発送・届く
3. 商品の出品登録
4. オークションの管理(落札から取引連絡まで)
5. 商品代金の支払い
6. 商品の発送
7. 現金が振り込まれる

スムーズに商品が売れたとしても仕入れの段階から商品の発送までかなりの日数がかかります。銀行振り込みであれば落札後に即日現金として受け取れますが、かんたん決済なら2日ほど。つまり、商品を仕入れる段階から3~4日、1日設定で商品を出品終了に設定して、それが売れ残りで3日ほど繰り返してようやく売れたとすると、売れるまで1週間以上です。

現金が入るまで1~2週間が目安といえるでしょう。順調に売れなかった商品は、出品終了のまま残るので、2週間以上たっても現金にはなりません。転売する場合、ヤフオクでは、売れて初めて現金化できる訳です。

ヤフオクで商品を購入し、ヤフオクやほかのオークションに転売する

先の2.では、新規の商品をクレジットカードで購入することで転売して現金化すると述べました。しかし、この3.では、中古商品をヤフオクやネットショッピングで手に入れて、本格的にセドリの要領で現金化する方法もあります。

ヤフオク購入転売のメリット

ヤフオクで購入する最大のメリットは、新品で購入するよりも価格が安く状態の良いものを手に入れられることです。本来であれば新品価格でしか手に入らないものを安く手に入れられれば、それを売った時に購入代金と販売(売った)代金の差を小さくすることができるなど、損失を最小限にできることでしょう。特に、時期や流行を考えて売るために出品する日をずらせば、逆にプラス益を発生させることもできます。

人気商品は必ず売れることを上手く利用する

ヤフオクで出品物に対して落札希望が多く、人が集まっている商品は、何よりも売れることを確認できるというメリットもあります。新品を買った時、それが中古で売れるのか心配になるところですが、ヤフオクで人気の商品を購入できればそのままヤフオクで人気のある状態で売り直せるという寸法です。

転売品を売るときのリスク

ただし、新品ではない、あるいは転売品というリスクも当然ながら存在します。それは、購入者とのトラブルの可能性があることです。中古は美品であるものばかりではなく、使用感のある商品も。そういった中古ならではの取り扱いは売る前よりも売った後のほうが大変になります。ヤフオクでは、返品を受け付けない方針を明言している出品者が多いのはそのためです。しかし、状態の悪さはそのまま評価の悪さに繋がるので、売る商品の状態についても気をつけなければなりません。